안녕하세요!せなせなです☻
今回の記事は、猫を韓国→日本へ連れて行く方法について です!
韓国滞在中に出会い、保護していた(元野良)愛猫2匹と私のビザの終わりも兼ねて一緒に帰国することにしたのですが、
連れて行く方法を調べてみると、180日間以上の輸出前待機やら抗体検査やら「そんなにやること多いの⁈Σ(゚Д゚)」と手続きの多さにびっくりっ
長い道のりを経て最終的になんとか愛猫と無事に入国することができましたが、
初めての経験ということもあり、最後の最後までハラハラドキドキしていました😓
そこで、同じような状況にある方の助けに少しでもなればと思い、私が実際に行った準備と手続きについてまとめていくことにしました🐱
※以下は2025年1月時点の情報です。
私のケース
まずはじめに、私のケースについて簡単にお話しておきます。
輸出国:韓国 → 輸入国:日本
動物:猫(雄)
頭数:2匹
到着空海港:那覇空港
利用した航空会社:イースター航空
準備~帰国まで: 2024年5月末に準備開始 → 2025年1月末に日本帰国
ご覧頂ければ分かる通り、準備(手続き)開始から日本入国まで私は約8ヵ月ほどかかりました。
日本は特に、海外からの動物検疫の規定が厳しく定められているので連れて行くと一口にいっても、ペットと海外から日本へ行くには多くの手続きと時間が必要になってきます😣
なので、ペットとの帰国を検討している方は早いうちから準備を進めることをお勧めします!
⚠️輸出国(出発する国)や日本へ連れて行く動物の種類等によって手続きは異なってきます。
私の場合は猫でしたが、犬と猫では手続きの内容が異なる部分があります。犬を連れて行きたいと考えていらっしゃる場合は、→動物検疫所のHPを参考にしてみてください。
輸入検疫手続きの流れ
日本の動物検疫が定めた規定に基づいて手続きを進めていくわけなのですが、先に
「指定地域」と「指定地域以外」で必要な手続きが違う という点について説明します。

指定地域ってなに?
指定地域とは、農林水産大臣が指定している狂犬病の清浄国・地域で、2013年7月現在、アイスランド、オーストラリア、ニュージーランド、フィジー諸島、ハワイ、グアムの6地域が指定されています。(引用:動物検疫所HP)
つまり、上記6地域以外は指定地域以外となるので 韓国は指定地域以外にあたる というわけです!
狂犬病の発生がない「指定地域」から連れて行く場合と、狂犬病の発生がある「指定地域以外」からの場合とでは必要な手続きが異なってきます。※指定地域から輸入する方はこちらを参考にしてみてください。
指定地域以外から日本に輸入される犬や猫は、狂犬病予防法及び家畜伝染病予防法(犬のみ)に基づく輸入検疫を受けなければいけません。
韓国は指定地域以外になるので、輸入にあたって下記の検疫手続きが必要になります。
韓国→日本へ輸入するための大まかな流れ <猫の場合🐱>
①マイクロチップの埋め込み
②狂犬病予防注射(1回目)
③狂犬病予防注射(2回目)
④狂犬病抗体検査(血清検査)と 狂犬病抗体検査証明書の取得
⑤180日間以上の輸出前待機(抗体検査の採血日を0日目とする)
⑥日本の動物検疫所(入港予定の空港) への事前届出 (日本到着の40日前までに)
⑦輸出前検査(出国前10日以内)
⑧輸出国の証明書の取得
⑨輸入検査(日本到着後)
マイクロチップの埋め込み
まず、1回目の狂犬病ワクチン接種の前または同日に
動物病院でマイクロチップを埋め込みます。
マイクロチップの規格も決まっていて、「ISO規格のマイクロチップ」装着が推奨されています。

ISO規格のマイクロチップとは、番号が数字のみ15桁でISO11784及び11785のものです。
既にISO規格以外のマイクロチップを装着している場合は、入港予定空港の動物検疫所に相談してみてください。
愛猫2匹が装着した時は、担当獣医さんが手続きに詳しい方だったので、特に何も言わずにISO規格のマイクロチップを装着してもらえました。念のため、獣医さんに日本への輸入準備であると伝えた上で、装着していただくのをおすすめします。
埋め込んだマイクロチップは、専用の読み取り機(マイクロチップリーダー)で確実に読み取れることが必須なので、動物病院での処置・検査の都度、確認してもらうようにしてください!
マイクロチップの装着後、動物病院から2匹分それぞれのマイクロチップ番号が記載されたバーコードシールもらいました。このシール自体を実際に使うことはなかったですが、番号が記載されていたので保管しておきました☻
狂犬病の予防注射(1回目)
マイクロチップの埋め込み後、狂犬病予防注射を2回以上行います。💉
実施時期
- 生後91日齢以降(生まれた日を0日目とする)
- マイクロチップの埋め込み後または同日
1回目の予防注射は、生後91日以降かつマイクロチップ埋め込みの後でなければいけません。(同日でも可能)
私の愛猫は、マイクロチップ装着と1回目の予防注射をその日で行いました。
有効な予防液の種類
- 不活化ワクチン(inactivated / killed virus vaccine)
- 組換え型ワクチン(recombinant / modified vaccine)
有効な予防液は国際獣疫事務局(OIE)の基準を満たした不活化ワクチンまたは組み換えワクチンでなければならず、⚠️生ワクチンは認められないので、注意してください!
予防液の種類に関しては、接種前に担当の獣医さんにお聞きするか、日本の動物検疫所に確認することをおすすめします。
狂犬病の予防注射(2回目)
実施時期
- 1回目の狂犬病予防注射から30日以上(接種日を0日目とする)の間隔をあける
- 1回目の狂犬病予防注射の有効免疫期間内
2回目の狂犬病予防注射は、1回目の狂犬病予防注射から30日以上の間隔をあけて行います。なお、有効な予防液の種類に関しては1回目の予防注射と同様の条件となります。
また、2回目の予防注射は1回目の注射の有効免疫期間内に行わなければなりません。

有効免疫期間とは、予防液の使用期限ではなく犬や猫の体内で免疫が持続する期間のこと!
製品によって異なるので、必ず獣医さんに確認してください。
👉狂犬病予防注射に関する注意事項はこちらから(手順2のほう)ご確認いただけます☻
実際の狂犬病予防注射記録(私の愛猫の場合)
1回目
接種日 | 製品名 | 製造社 | 有効免疫期間 |
2024.5.31 | DEFENSOR3 | Zoetis | 1年 |
2回目
接種日 | 製品名 | 製造社 | 有効免疫期間 |
2024.7.5 | DEFENSOR3 | Zoetis | 1年 |
帰国日
2025年1月31日
狂犬病抗体検査(血清検査)
次に、予防注射によって狂犬病に対する免疫を獲得できたことを確かめるため
動物病院で採血をし、指定検査施設にて抗体価を測定するための狂犬病抗体検査を受けます。
採血の実施時期
・2回目の狂犬病予防注射の後(同日可)
動物検疫所HPに、採血のタイミングは2回目の狂犬病予防注射と同日でも可能との記載があったので、愛猫2匹はその日で狂犬病予防注射と採血を行いました。

採血の際も必ずマイクロチップが読み取れることを確認しましょう!
採取した血清は病院側が専用のプラスチック容器に入れて、保冷剤と一緒に渡してくれました。
検査施設に届くまでの間、冷蔵保存の必要があるので自宅の冷蔵庫で保管しておきました!
同じように、ペットを連れて海外から日本へ帰国したことのある方々の記事を拝見していると、
2回目注射接種の1週間〜14日後が抗体価を十分に測定できる という話があり、1週間後に採血したという方もいらっしゃいました。
実際、指定検査施設HPにも
採血時期は、有効免疫期間内2回目のワクチン接種後、約2週間経過頃が適期です。
という記載がありました
私の愛猫たちは(帰国まであまり時間がなかったので(>_<))同日に採血を行い、
幸い抗体検査の結果も特に問題はありませんでしたが
心配な方は獣医さんに相談してみるといいかもしれません。
狂犬病抗体検査(血清検査)は日本で?!
狂犬病抗体検査は、日本の農林水産大臣が指定する検査施設で行わなければいけません。
海外に住んでいる場合でも、在住国に指定検査施設があればその国で抗体検査を受けることができます。
残念ながら、韓国には日本指定の検査施設がありません。ㅠㅠ
なので、血清を日本にある施設に送って検査を受ける必要がありました。
日本の指定検査施設
日本国内にある指定の狂犬病検査施設は「 一般財団法人 生物科学安全研究所 」です。
指定施設名:一般財団法人 生物科学安全研究所
(Research Institute for Animal Science in Biochemistry & Toxicology)
住所 :〒252-0132 神奈川県相模原市緑区橋本台3丁目7番11号
(3-7-11 Hashimotodai, Midori-ku, Sagamihara, Kanagawa, 252-0132, Japan)
電話番号:+81 (0)42 762-2819
FAX :+81 (0)42 762-7979
E-mail :rabies@riasbt.or.jp
検査の申請方法
検査に必要なものは
①血清(1ml/1匹)
②狂犬病抗体検査証明書(兼申請書)
③検査料金振込証の写し
※④メモ(指示がある場合のみ:証明書送付先希望住所等)
になります。
申請書は生物化学安全研究所HPからダウンロードできます。
申請書の書き方や注意点もそちらをご参照ください。

検査後、申請書が証明書の原本にもなります!
申請書を印刷し、必要事項を記入して作成していきます。
私の場合、猫2匹分の申請書を作成する必要があったので2枚作成しました✍
(写真の赤で囲まれた部分は自分で、青で囲まれた部分は獣医さんに書いてもらいました)

申請書には、必ず採血獣医師の直筆のサイン(署名)も必要なので、
予め必要事項を申請書に記入してから採血の際に持参することをおすすめします☻
検査料金
検査には1匹につき、15,000円(税込)かかりました。(前払い)
支払方法は銀行振込(インターネットーバンキング含む)で、クレジットカードや現金での支払いには対応していないので注意です!
振込口座は👉生物科学安全研究所HPでご確認いただけます。
支払いが済んだら、事前に振り込んだことがわかる振込証のコピーを
血清(血液)と申請書と共に送付します。
インターネットバンキングで振込みをした場合は、送金結果を示した画面のスクリーンショットを印刷したらいいと思います☻
生物科学安全研究所への血清の送付
可能ならば、韓国から日本の検査施設へ国際郵便で送ってしまいたいところですが、
国によっては郵送で血清(血液)を送るのが禁止されている国もあるようで、
EMSやFedexなどの各種国際宅配サービスでは規約上、送れないみたいなんです…
実際、韓国のFedexに何度か電話で問い合わせてみたのですが、担当職員によって返答がバラバラで結局分からずじまい😓
血清の梱包もしてある程度準備はしていたのですが
万が一のことを考え、国際郵便で送ることは断念しました…
最終的に私は血清を持って日本へ一時帰国し、日本から検査施設へ郵送する方法を選びました。
血清は、
血清(最低1mL)の容器にマイクロチップ番号とペットの名前を記載し、
冷蔵状態で
三重包装(一次容器、二次容器、輸送用外装)
で送らなければいけません。
血清を検査施設へ送る際は、IATA650準拠の三重包装(。´・ω・)?とやらにする必要があるようでして、、
私は動物研究所HPの三重包装の例を参考に包装しました。
三重包装に関する詳細は👉こちらからご確認いただけます☻
<三重包装のイラスト (IATA650準拠)>

イラストを見る限り、これは恐らく海外発送する場合の例なので、
日本→日本発送だった私は
最後に段ボールに貼る英語表示のラベルのところは省略しました。
<実際に私が行った血清の送り方>
①1次容器

動物病院からもらった血清にペットのマイクロチップ番号を記載したラベルを貼り、蓋が外れないようにテープで密封 (ペットの名前は、ラベルに記入が難しかったので後ほど同封する紙に記載しました)

血清の容器をプチプチで包み、チャック付きのポリ袋に入れる

血清といっしょに ペットの名前&マイクロチップ番号・送り主および送り先(生物科学安全研究所)の氏名や電話番号、住所を記入した紙も同封 (紙が濡れないように紙全体を透明テープで覆いました)
②2次容器

1次容器を固定する為、スポンジに切れ目を入れ、1次容器を立てる
破損し、血清が1次容器から漏れた場合に備えて、スポンジの周りにはコットンを敷き詰める

念のため、ペットの名前&マイクロチップ番号・送り主、送り先を記載したものを
2次容器の蓋にも張り付けました
③3次容器


発泡スチロールに2次容器と保冷剤を入れ、一旦この状態で日本へ持ちこみました。
(この時に機内持ち込みにしたのか受け荷物にしたのかはうろ覚えですが、確か機内持ち込みだったかと思います💦)
※血清はハンドキャリー(人による携帯輸送)での日本国内への輸送も可能ですが、
⚠️犬の血清(血液)の場合は、輸出入検疫を受ける必要があるようです。 →こちらを参考にしてみてください
猫の血清(血液)の場合は不要です!

日本に到着後、血清と保冷剤の入った発泡スチロールを段ボールに入れ、段ボールの隙間には緩衝材を入れました。
また、
・狂犬病抗体検査証明書(兼申請書)
・検査料金振込証の写し
・メモ (検査結果は原本とは別に、メールでも受け取りたい旨を記載しました)
の書類もA4クリアファイルに入れて、同梱しました。
日本に到着したその日でヤ●トさんのクール宅急便を利用し、検査施設へ郵送しました。
送る際、品名を「血清(血液)」にすると受け付けてもらえないそうで、品名を「食品サンプル」にして送りました。
長くなりましたが、血清の郵送については以上です!(ちなみに、タッパーやスポンジなど包装に必要なものは全てダイソーで揃えました)
狂犬病抗体検査証明書の取得
(採血したのが7月5日)7月21日に検査施設に送り → 検査結果が来たのは8月1日
検査結果がでるまで約2週間程かかりました。
検査結果をメールでも送ってほしいとお願いしていたので、先にPDFで送られてきました。
狂犬病抗体検査証明書の原本は後日、申請書に記入した韓国の住所にEMSで届きました!

日本に入国するためには、狂犬病に対する抗体価が0.5IU/ml以上でなければならなりません。
私の愛猫は10.3 IU/ml ・23.4 IU/mlで2匹とも無事クリアできました!
なお、狂犬病抗体検査証明書の有効期間は採血日より2年間となります。

検査証明書の原本は日本入国の際に必要なので、なくさず保管しておいてください!
輸出前待機(180日間以上)
狂犬病抗体検査を終え無事に検査証明書を取得できたら、
採血日を0日目として、日本到着まで180日間以上の待機期間に入ります。
待機期間をおく理由は、予防注射により免疫を獲得する以前に狂犬病に感染していないことを確認するためであり、狂犬病の潜伏期間に相当する180日間を待機期間としているとのこと。(動物検疫所HPより)
なので、採血から180日以上経つまでのは日本に帰国することができません(>_<)
⚠️採血日から180日間以上待機せずに日本に到着した場合は、180日に満たない日数の間、動物検疫所で係留検査を受けることになるので注意してください!
※情報が変更される場合もあるため、ここまでの手続き内容に関する詳細や注意事項等については動物検疫所HP「犬、猫を輸入するには」で必ず最新情報をご確認ください
日本帰国までの道のりが本当に長い(ノД`)・゜・。ですが、
ここまでこれば、残りの手続きはあと半分!
長くなるので、続きは次回の記事でお話ししていこうと思います!
続きはこちら👇
〈参考サイト&参考資料〉
・動物検疫所HP「犬、猫を輸入するには」
・https://www.maff.go.jp/aqs/animal/dog/attach/pdf/import-other-41.pdf
👆(※最終更新が2025年2月になっていたので、私の時とは情報が異なってる可能性があります!)
・一般財団法人生物科学安全研究所 「狂犬病抗体検査」
最後まで読んでいただきありがとうございます🥰